三宮店の肩こり治療

肩こりの原因

肩こり

飯田鍼灸整骨院三宮店にも、毎日多くの肩こりの患者様が来院されますが、肩こりと一口で言っても個人差があり、その症状派も千差万別です。
そもそも凝りはどうして起こるのでしょうか。凝りとはどういう状態を言うのでしょうか。
一般的に凝りとは「筋肉が無意識に固く緊張して、自力ではゆるめられなくなった状態」と言われています。
どうして固くなるのか、どうして自力でゆるめられないかは少し複雑です。
凝り固まった筋肉は緊張してゆるまないので、内部の血管は常に圧迫されて酸素や栄養素は常に不足状態です。
又動きがないので代謝物や老廃物が蓄積しやすく、蓄積された一部の代謝物が筋肉外へ染み出て、その染み出た代謝物が神経を刺激して凝りが起きるとされています。
一方頻繁に動く筋肉は血管がポンプ作用で揺り動かされて、血液の流れが活性化されます。
その結果動脈より届く酸素や栄養素が筋肉内に行き渡り、代謝物や老廃物も静脈を通って常に排出されます。
従って筋肉は常に元気な状態を保つ事が出来ます。
身体の中の他の組織と同様に、筋肉も細胞によって構成されています。
10センチを超えることもある大きな細胞が束になっているのが筋肉です。
この筋肉細胞にはアクチンとミオシンと云う細長いタンパク分子が整然と並び、このタンパク分子同士がスライドするように互いの隙間へ滑り込む事で、筋肉細胞の長さが短くなって筋肉全体が伸縮する仕組みです。
しかし筋肉が凝って血流が低下し、細胞内の栄養分が不足すると、アクチンとミオシンがくっついて離れなくなり、結果として筋肉自身では緩められなくなります。
細胞が活動するには酸素と栄養素が必要であり、それを運んでくるのが血液です。
筋肉の中には無数の毛細血管があり、常に細胞へ新鮮な酸素と十分な栄養を運び続けています。
当然正常な時は静脈により筋肉の活動によって発生した代謝物や老廃物は回収され、外部へ排出されます。
筋肉が凝り固まると毛細血管が圧迫され、血流が悪化します。
その結果これらの老廃物が外に染みだし周辺の神経を刺激する事で、不愉快な肩の凝りを感じるのです。
又筋肉自体が緩められなくなるのも結局は血流不足の為であり、酸素や栄養素が届けられなくなり、結果的にエネルギー不足に陥り、制御不能になると云う事です。
この事からも解るように、「凝り症状」を引き起こす原因は血流の悪化です。
従って逆に血流を活発化させれば病状を改善できるとも言え、「温める、揉む、解す」と云う施術は理にかなっており、効果的です。
只「温める、揉む、解す」は確かに効果的ではあるのですが、基本的には「凝ったら解す」と云う対症療法とも云えます。

姿勢を直す

正しい姿勢

肩こりの発生メカニズムでよく取り上げられるのがパソコンを操作する姿ですが、猫背で顎が出て前屈みになりがちな点が、取り上げられる理由です。
パソコン操作時には、その姿勢から頭の重さが、肩や首の後ろの筋肉に集中するからです。
では背筋を伸ばし正しい姿勢を心懸ければ、肩は凝らなくなるのでしょうか。
ほとんどの人達は正しい姿勢をとろうと頑張っても、暫くすると普段の姿勢に戻ってしまいます。
あたかも私達の身体に「形状記憶」の組織を内包しているかのようです。
実際に、この歪んだ姿を記憶している組織が私達の身体の中にあり、私達は「筋膜」と呼んでいます。
筋膜とは筋肉や内臓、骨などを覆う薄い膜の事です。
表皮直下の全身をタイツのように覆う浅筋膜、深筋膜、筋肉を包む筋外膜、筋肉の中で繊維を束ねる筋周膜等、筋膜は重層構造になっており、又互いに連鎖しています。
私達の姿勢を維持する力の多くの部分を、実は筋膜のテンションが支えており、この事が筋膜を「第2の骨格」と呼ぶ所以です。
筋膜の中には、コラーゲンとエラスチンと云う異なる二種類のタンパク質繊維が格子状に張り巡らされています。
そのうちコラーゲンには伸縮性はほとんどありませんが、一方エラスチンは伸縮性が大きく、2.5倍程伸びる事が可能です。
日頃よく動いている部位の筋膜はエラスチンがよく伸縮し、余り動かない部位のエラスチンは動きがありません。
するとコラーゲンがエラスチンにまとわりついて凝集し、伸縮性を失ってしまいます。
膜同士が接していれば、互いに癒着し、いわばコラーゲンが凝縮して固まった「煮こごり」のような状態になってしまいます。
前述のパソコン姿勢で言えば、動きの少ない肩甲骨や鎖骨周り、常時椅子で圧迫されている太もも裏などは「煮こごり化」している可能性が極めて高いと言えます。
筋膜は全身で繋がっているので、身体全体に影響します。
縮んで撚れた筋膜が、姿勢を歪ませてしまうのです。
煮こごりをあちこちに抱えた身体では、背筋を伸ばせという事が無理であり、それは背中を丸めた姿を筋膜が形状記憶しているからです。
では運動をして筋膜を動かせば改善するのではと云う提案があるかも知れません。
勿論運動しないよりは運動をした方がずっと良いのですが、運動をするにしても、その前に「煮こごり」状態を解消しないと問題は解決しません。
又筋膜が固まり易い場所は、凝りを感じる場所とは必ずしも一致しないので、凝り部位とは異なる所を解す必要があります。
そして解す時には全身の筋膜を一気にのばし、且つ自然に伸びをする時のように大胆に時間をかけて解さなければなりません。
大胆に時間をかけて解す事で凝集していたコラーゲンが解れて、背筋も自然と伸びていきます。

ストレスを無くす

ストレス

肩こりには、運動不足よりストレスの方が多くかかわっている事が解ってきました。
ストレスがあると血流が悪くなるので、その事が肩こりを引き起こします。
ストレスがかかると自律神経の働きで身体が緊張して血管が収縮し、その事で筋肉内部の血流が悪くなり、凝り症状が出るのです。
精神的なストレスが身体に与えるメカニズムとして二つの経路が考えられています。
一つはストレスがあると交感神経が活性化し、血管収縮が起き、その事で血流がダウンして結果的に肩こりが起きると云うものです。
もう一つはストレスがあると心が緊張し、身構える姿勢をとるようになり、その事で肩や首が緊張して肩こりが起きると云うものです。
或る肩こりの専門家は、ストレスが慢性的な肩こりを誘発すると警鐘を鳴らしています。
ストレスがかかると身体は本能的に身をかがめた防御姿勢をとるようになり、その事が慢性化する事で、肩こりの起きやすい姿勢が身体に根付いてしまうと云うのです。
職場や家庭などの生活環境の中にストレス源がある場合、ストレス自体を無くす事は非常に難しくなります。
ですからストレスからくる凝り対策には、ストレスが貯まりにくい柔軟な心をつくっていく発想が必要となります。
基本的には身体を動かす事が一番の対策となります。
どんな運動でも身体を動かす事は、ストレスをためにくい心づくりに有効です。
又「笑う事」も同様にストレスを貯めにくい心づくりに有効です。
姿勢が修正されれば、気分も変わります。
姿勢は気分の表れであり、誰でも心が晴れ晴れとした時は自然に顔をあげて胸も張るし、落ち込んだ時はうつむいて猫背になりがちです。
逆に、猫背気味に固まっていた姿勢を解せば、姿勢と一緒に気分も良くなり、ストレスも貯まりにくくなると云う訳です。

整骨院が最適です

治療には東洋医学と西洋医学の二種類がありますが、トラブルのある部分だけをみるのではなく、トラブルの原因を取り除いて全身のバランスの失調を無くしていく東洋医学が最適です。
とりわけ病気とは言えないけれども、身体の不調を感じるという場合に威力を発揮します。
肩こりが慢性的で、姿勢の悪さや全身の代謝機能の低下が血行不良を引き起こしているなら、東洋医学による施術が最適です。
肩こりなど凝り症状はとりわけ「解す」事が重要であり、中心となりますので、整体院に代表される東洋医学が最適と云う訳です。
よく似た形態に「整体院」と呼ばれる施設があります。
施術自体はよく似ていて、中身も同様な事が多くあります。
しかし決定的な違いは国家資格を持った施術者が施術をするか否かという点です。
整骨院の施術者は全員国家資格保持者です。
整体院の施術者は全員優秀では無いとは言いませんが、少なくとも整骨院の施術者は解剖学を学び、国家試験と云うハードルを乗り越えて施術している者です。
施術によるトラブル回避の確率は担保されています。

肩こりセルフケア

肩こりを和らげるには、体操も効果的です。
はじめに、椅子に座ったままオフィスでも出来る肩こり解消体操をご紹介します。
手順1.力を抜いて肩を上げ下げします。
手順2.腕の力を抜き、両肩を持ち上げ、力を抜いてストンと落とします。
手順3.息を吸い込んで両肩を後ろに引き、息を吐きながら前に出します。
手順4.目を閉じて、肩の前回しと後ろ回しをします。
次に、立ってする家庭でも出来る肩こり解消体操をご紹介します。
手順1.目を閉じ、リラックスして腕を前回し、後ろ回しと大きく回します。
手順2.力を抜いて、首を回します。
手順3.両腕を真上に上げて前から後ろに振り下ろします。
手順4.両腕を大きく横に振り上げ、身体の前に振り下ろします。

三宮店・肩こりの患者様の声

---------女性・20代---------
通勤途中で肩こりの治療をしてくれる所を探しており、丁度通勤途中の三宮駅南側であったため初めて来ました。
オイルマッサージは他で受けたことはありましたが、何か物足りなさを感じていた中、こちらでは本当に「肩こり」を解してくれるマッサージをしてくれました。
どこが痛いのかを直ぐに解ってくれて、最後は本当にスッキリしました。
スタッフの方全員が国家試験の合格者だと後で知り、納得しました。
スタッフの方は、皆さん気さくな方だったので、また来たいです。
---------女性・20代---------
私、人見知りする方なんですが、スタッフの方が話しやすい雰囲気の方で、初めて来ましたがリラックスできました。
肩こりの自費診療コースを利用させていただきました。
肩こりばかり気になっていたのですが、マッサージをしてもらう事で、腰も疲れている事が分かりました。
寝ても寝てもスッキリしなかったのが、マッサージを受けて、なんだかスッキリしました。
店内もキレイで、また利用させてもらいます。
---------女性・30代---------
私は以前より姿勢が悪く、肩こりが酷かったのですが、こちらに通院し始めて肩こりも姿勢も良くなりました。悪くなってしまう原因を私にもわかりやすく丁寧に説明してくれ、日常の生活の中で自分で出来るストレッチや食事の改善方法も指導していただきました。
---------女性・30代---------
いままで肩こりが酷くて、いろんな整形外科、整骨院、カイロへ行きましたが、その時良くても時間が経つと結局同じ事で悩んでいました。
今回飯田鍼灸整骨院三宮店で治療してもらって、これだったら最初から飯田鍼灸整骨院で診てもらえば良かったと思いました。
ほぐしてもらいながら自分で出来るストレッチのやり方、何が原因でどうして凝るのかを、一対一なのでしっかりとアドバイスしてもらえて、今まできっちりと自分の身体と向き合っていなかったと反省しました。
この良い状態を自分でも維持できるように、飽き性で三日坊主の私でも出来るストレッチ体操を、指導してもらいました。